1000字のレポートの構成とは?

1,000文字のレポートが課題として出されることがあります。しかし短いからといってレポートの構成自体は変わりません。構成はそのままで、1,000文字前後におさめられるような構成にする必要があります。

この記事では1,000文字のレポートの構成を説明していきます。1,000文字のレポートの書き方で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

 

具体的な構成とは

1,000文字のレポートであっても、序論、本論、結論といった基本的な構成はかわりません。以下にそれぞれの項目においての目安にしたい文字数と、書くべき内容を説明していきます。

 

それぞれの文字数と内容とは

1,000語程度のレポートであれば、序論が約250文字、本論が約600文字、結論が約150文字となります。また、レポート全体の文字数だけでなく、各章に割り当てられる文字数にも注意が必要です。本論は3つの要点があり、それぞれの要点を200字程度で記載することで、見た目だけでなく内容的にもバランスのとれたレポートになります。

 

序論

1,000語のレポートの場合、特定のテーマに集中する必要があります。テーマはしぼるべきですが、本当に伝えるべき重要な情報は必ず入れましょう。書きたいテーマの中で、特に書きたいテーマだけを選ぶとよいでしょう。

また序論では、「レポートにおいて伝えたいこと」「そのレポートを書く理由」など明確にするようにしてください。序論を読んだ時点で、レポートで書くお題が伝わらないと本論部分でいくら説明しても説得力がなくなります。

 

本論

本論はこのレポートにおいて伝えたいこと、またその内容を証明するような根拠が必要になります。本論は項目を3つにわけ、それぞれを200文字ずつ書くようにすることが目安です。「レポートで伝えたいこと」、「一般的な意見、「伝えたいことを補足できる資料」をこの本論部分に記載するとよいでしょう。

1,000文字と短いレポートですが、伝えたいことを明確にしてさらにそれに付随するような資料が重要になります。レポートはただの感想文でも、事実を書いただけの文章でもないのです。

 

結論

最後に150文字くらいでレポートでいろいろ調べたことによりわかったこと、また伝えたかったことをもう一度書きます。またその結果によりどのような課題が見つかったか、今後の展望などを書くとより良いレポートになります。

150文字というと短く感じられるかもしれないですが、重要な点だけをまとめていけば十分におさめられる文字数です。また序論の段階でお題を絞っておけば、結論は決して難しくありません。

 

文字数に含まれない内容

文字数に含まれない内容に以下の点があげられます。

  • 表紙
  • タイトル
  • 参考文献

 

表紙

表紙には生徒名、クラス名、提出日、タイトルなどを記載すると教授が管理をしやすくなります。レポート内容だけでなく、こういった配慮も重要です。

タイトル

特に短いレポートの場合、タイトルがさらに重要になります。タイトルを読んだだけである程度の内容を伝えられるような、タイトルをつけるようにしましょう。

参考文献

参考にした資料は書籍やWEB記事などジャンルをとわず、参考文献として記載をする必要があります。

 

書籍の書き方

筆者 タイトル 出版社 発行年 参考にしたページ数など

WEB記事 タイトル WEB記事名 掲載者 作成日 URLなど

 

このほかにも新聞記事や論文などを参考にした場合でも、参考文献に記載してください。

 

1000文字のレポートを書くこつ

1000文字と短いレポートで、相手に伝わりやすい文章を書くためには以下のようなコツがります。

  • 書く内容を狭くする
  • 1,000文字のレポートを書くメリット

 

書く内容を狭くする

1,000文字のレポートであれば、お題に対して掘り下げるのではなく狭い範囲で書いていくことが重要です。1,000文字のレポートでお題を掘り下げようとすると、結局逆に浅い内容になってしまいます。

1,000文字のレポートを書くメリット

レポートを書くのに慣れてきたら、逆に短い方が書くのが難しいと感じるのではないでしょうか。いくら短くても内容がしっかりと伝わらないといけないのです。しかし1,000文字のレポートに慣れていれば、あとは2,000文字、3,000文字となっても掘り下げる量を増やしていけばいいのです。

つまり1,000文字のレポートをしっかりと書くことができれば字数が多いレポートでも書きやすくなるということです。

 

まとめ

1,000文字のレポートであっても、序論、本論、結論といったレポートの基本的は構成に変わりはありません。そのため基本的な流れは変わらないのです。

ここで気を付けたいのは、1,000文字でも十分な内容になるくらいにお題を狭めることが必要です。短いレポートを書くのがうまくなれば、長いレポートも自然とかけるようになるので1,000文字くらいのレポートをうまく書けるように練習をしてください。