実録!卒業論文2万字の制作に費やした時間とその工程を紹介
実録!卒業論文2万文字の制作に費やした時間とその工程を紹介
短大・大学・大学院生だと、学んできた分野で何を得たのか、何を研究し考察したのかなど日頃の努力を卒業論文という形でまとめ成果物として提出するのが一般的です。
卒業論分と聞くと、「作成するのが難しそう」、「文字数が多くどれくらい作るのにかかるの?」「準備の方法は?」など疑問点がいくつか出てくるかと思います。
そこで今回は、私が大学生時代に実際に制作した2万文字の卒業論文制作にかかった時間とどのようなことに気を付けたのか、調査の方法や論文作成において用いた技法などをまとめて紹介します。これから、卒業論文を作成しようと考えている人は是非参考にしてみてください!私は、2万文字の論文を作成するのに3ヶ月かかりました。では、なぜそこまで時間がかかるのか?詳細をご覧ください。
卒業論文のテーマを決める
まず、卒業論文を作成する前にテーマを決めましょう。自分が所属する、ゼミ(セミナー)の共通テーマや学科が指定する物を軸にすることが殆どです。
卒業論文となると、普段のレポートの文字数と比べものにならないぐらいの文量と制作に時間がかかるため長期戦になります。その為、興味がある分野、好きな分野、又は就職活動で本命としている業界に関係することを論文のテーマとして選ぶことをオススメします。
(テーマの決め方についてはこちら)
それは、なぜかというと人間好きな物、興味がある物に関してはいくらでも会話ができる、文書に起こすことができる物ですが嫌いな分野や興味のない分野に関してだと息詰まってしまい作業効率が上がらない為です。人によっては、就職活動において学生時代に力を入れてきたことや卒業論文で調べてまとめたことが面接試験に役立つことがあるので調べて損はない、自分がこの分野なら人に負けることはない情熱や知識を持ち合わせていると自負できる分野を論文のテーマとして選んでみましょう。
テーマ決定後は必要な下準備を行う
論文のテーマが決まったら、下準備を行いましょう。
私は、鉄道業界に興味があったので「愛知環状鉄道の複線化はなぜ行われないのか?」というテーマで卒業論文を執筆しました。第三セクターである、愛知環状鉄道の線路には単線(上り下りが1本の線路を共有すること)が存在します。1日の乗車数が少ない訳ではなく、複線化することで運行する列車の本数を増やし、朝夕のラッシュ混雑の緩和をすることで利益率のアップにつながるのではないかと思いなぜ鉄道会社は今までその工事を行なわなかったのか疑問に思ったので論文にまとめることにしました。就職を希望する分野で、自分が普段利用する物だったので疑問を解決したいと思ったのがきっかけでした。
では、何を下準備で行なったのか以下のことを行いました。
- 市の図書館や書店で第三セクターの記事を熟読
- 愛知環状鉄道の本社へ聞き取り調査
- 単線区間に乗車し該当の駅周辺の様子を写真などにまとめる
- 似たような事例がその他鉄道会社で過去にあったかを検索
何故下準備で、これらをおこなったのかですが卒業論文をまとめる上で自分が思い描く理想と現実はどうなのかという整合性を取る為です。いくら、良い考え方だとしても事実と乖離していた場合それは机上の空論であり何の役にも立ちません。
現状と、当事者である企業がどう思っているのか将来的に実現は可能なのかということをインタビューすることでよりベストな結論に導くことが求められる為です。
ここまでで、約1カ月が掛かり卒業論文を書く前に予備論文(5000字)と言われる中間経過を報告する論文を仕上げました。
最後に手直しや引用などを手厚くして完成
残りの2ヶ月に関しては、予備論文を元に詰めの作業を行いました。
過去の似たような案件や、他社との比較などにプラスでこれから愛知環状鉄道のように似たような状態で今後変革を行っていくかもしれない企業をリストアップしてまとめる作業やなぜ、愛知環状鉄道が複線化を行わないのかを詳しくまとめました。
愛知環状鉄道としては、「第三セクターという経営の仕組みにより私企業(東海旅客鉄道、名古屋鉄道)などとは違い利益だけを目的としているのではなく、スポンサーの企業や県の支援があり成り立っており近隣住民や、国からの要請があればその考え方に従い行動していきたい。」という考えで自社の考えだけでは動くことができないという裏事情がインタビューから分かったのです。事実確認をすることで、金の流れやなぜ行わないのかという長年の疑問が解決しスッキリした瞬間でした。
また、一般の人には分かりにくい用語や注釈、脚注、論文中に入れたい人の言葉や文章など引用で付け加えることで質の高い文章にすることができるのでそれらの作業も忘れず行うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、私が実際に行った卒業論文に要した時間や方法について実体験を元に紹介しました。文字数が多いので、とにかく興味がある、就職活動に役に立つなど自分にもプラス、人が聞いて役に立つ社会の為になるような内容をテーマとし素晴らしい卒業論文になるように制作を頑張ってください。
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